第1回「おばあちゃんの話」
はじめましてキドゲンキです
皆さんハジメマシテ。キドゲンキと申します。DJやライブ活動をやりつつ怪談、不思議な話を収集しております。
私は初対面の人に失礼を承知で「今までに何か心霊体験や不思議な体験はありますか?」と聞きます。
ありきたりな創作や定番都市伝説に尾ひれの付いたような話は口コミやインターネットで手軽に楽しめます。
そんな世の中なので私は「リアリティ」のある話、定番の怪談話に類を見ない不可思議な話を追い求めています。
これから夏本番!ということで普段私が近所の居酒屋やキャバクラでの地道な収集活動で集めた話を少し紹介します。
暑い夏の夜、皆さんの背筋を少しでも涼しくできれば、と思います。
最後までお付き合いお願いします。
私は初対面の人に失礼を承知で「今までに何か心霊体験や不思議な体験はありますか?」と聞きます。
ありきたりな創作や定番都市伝説に尾ひれの付いたような話は口コミやインターネットで手軽に楽しめます。
そんな世の中なので私は「リアリティ」のある話、定番の怪談話に類を見ない不可思議な話を追い求めています。
これから夏本番!ということで普段私が近所の居酒屋やキャバクラでの地道な収集活動で集めた話を少し紹介します。
暑い夏の夜、皆さんの背筋を少しでも涼しくできれば、と思います。
最後までお付き合いお願いします。
ボケはじめた、おばあちゃんの話
福島県郡山市にある母の実家での話
母の母(私のおばあちゃん)は102歳まで長生きしたのですが、90歳位の時に不思議な事が起こった。
少しボケが始まった、おばあちゃんに毎晩睡眠薬を飲ませて寝かせていたのですが、ある日の夜は様子が違った。
夜中2時頃、布団に入って眠っていた、おばあちゃんがムクリと起き上がり、布団の上に正座をしだしたのです。
「おばあちゃん!?」
異常に気づいた母の兄弟達がおばあちゃんに近づいてよく見ると正座してるんだけど意識が無いらしく目を閉じたまま前後にユラユラ揺れながら何かブツブツ呟いてる。
何を呟いてるかよーく聴いて見るとどうやら玄関の前に誰かが来ているらしい。
家族「誰が来てるの?」
おばあちゃん「○○おじさんと従兄弟の△△おばさんと××さんが泊まる所がないから今晩泊めてくれって言ってきてるんだけどどうしようかねぇ。ドア開けていいかい?」
名前を聞いて皆ゾッとした。
そのドアの前で待っている人達というのは皆亡くなっていてもうこの世にはいないのだ。
何年も前に他界した人達が何十人もズラズラ並んで玄関の前にいる。
家族達はお経を唱えながら
「帰ってもらって!帰ってもらって!勘弁して下さい!」
と一心不乱に念じた。
すると、おばあちゃんは
「せっかくお越しいただいたのにすみません。うちは狭いので皆さんを泊める事ができないんです。どうぞお引取り下さい。」
と言って、また布団に入って眠りだしたのでした。
◆
次の日におばあちゃんに昨日の晩の事を聞いても全く覚えてなかったそうだ。
もしあの時に玄関を開けていたらおばあちゃんはあの世に連れていかれたのかも知れない。
そんなおばあちゃんとの思い出は中学の頃に東京見物に来た時に数日間私の部屋に泊まっていたんですが、私が学校に行っている間ベッドの下に隠しておいたエロ本を
「おや、こんなところに雑誌が落ちてる。」
と丁寧に机の上に置いておいてくれた事です。
帰宅時研ナオコ似の母親に
「あら、ゲンキちゃんこんなの読んでるの!?(ニヤニヤ)」
と言われ血の気が引いたのを覚えています。
おばあちゃんありがとう。。。
◆
楽しんでいただけたでしょうか?
次回はまた違った話をご用意します。
ではまた。
母の母(私のおばあちゃん)は102歳まで長生きしたのですが、90歳位の時に不思議な事が起こった。
少しボケが始まった、おばあちゃんに毎晩睡眠薬を飲ませて寝かせていたのですが、ある日の夜は様子が違った。
夜中2時頃、布団に入って眠っていた、おばあちゃんがムクリと起き上がり、布団の上に正座をしだしたのです。
「おばあちゃん!?」
異常に気づいた母の兄弟達がおばあちゃんに近づいてよく見ると正座してるんだけど意識が無いらしく目を閉じたまま前後にユラユラ揺れながら何かブツブツ呟いてる。
何を呟いてるかよーく聴いて見るとどうやら玄関の前に誰かが来ているらしい。
家族「誰が来てるの?」
おばあちゃん「○○おじさんと従兄弟の△△おばさんと××さんが泊まる所がないから今晩泊めてくれって言ってきてるんだけどどうしようかねぇ。ドア開けていいかい?」
名前を聞いて皆ゾッとした。
そのドアの前で待っている人達というのは皆亡くなっていてもうこの世にはいないのだ。
何年も前に他界した人達が何十人もズラズラ並んで玄関の前にいる。
家族達はお経を唱えながら
「帰ってもらって!帰ってもらって!勘弁して下さい!」
と一心不乱に念じた。
すると、おばあちゃんは
「せっかくお越しいただいたのにすみません。うちは狭いので皆さんを泊める事ができないんです。どうぞお引取り下さい。」
と言って、また布団に入って眠りだしたのでした。
次の日におばあちゃんに昨日の晩の事を聞いても全く覚えてなかったそうだ。
もしあの時に玄関を開けていたらおばあちゃんはあの世に連れていかれたのかも知れない。
そんなおばあちゃんとの思い出は中学の頃に東京見物に来た時に数日間私の部屋に泊まっていたんですが、私が学校に行っている間ベッドの下に隠しておいたエロ本を
「おや、こんなところに雑誌が落ちてる。」
と丁寧に机の上に置いておいてくれた事です。
帰宅時研ナオコ似の母親に
「あら、ゲンキちゃんこんなの読んでるの!?(ニヤニヤ)」
と言われ血の気が引いたのを覚えています。
おばあちゃんありがとう。。。
楽しんでいただけたでしょうか?
次回はまた違った話をご用意します。
ではまた。