司馬仲達FxxK OFF!
第1回「三国志なんて怖くない!」
ごあいさつ
初めまして。三国志とテクノの融合を試みる唯一の男、おもしろ三国志と申します。
普段は音楽で三国志(とテクノ)の魅力を語る男ですが、ここでは好き放題書いていいとの事でしたので、色々やらかしてしまいたいと思います。

タイトルの「司馬仲達FxxK OFF!」ですが、私の曲「出師の表」にて私演ずる諸葛孔明がネタで叫ぶ言葉より引用しております。
けっっっっっっっっっして、司馬懿が嫌いなワケではありません。むしろ好きです。ですので司馬懿ファンの皆様、怒らないでね。

第1回のテーマは「三国志なんて怖くない!」と題して、三国志を知らない方々の為に、「そもそも三国志とは何であるのか?」について語っていきたい所存です。
※今回は、一般に広く親しまれている三国演義について語らせていただきます。吉川栄治とか横山光輝とかレッドクリフとかのベースです。




三国志を通って来なかった理由
まずは、三国志を知らない人は、何故、三国志を通って来なかったのか?について少々。

おそらく、「三国志」という単語自体を知らない方は、まずいないはずです。
それでも三国志に興味を示さなかった、または手を出さなかったのは、三国志にはそれなりのマイナスイメージがあるからだと考えられます。
そんな三国志のマイナスイメージについてピックアップしました。大まかにこんな感じだと思います。

1.話が長い(確かに長い、100年の物語なので)
2.人物が多い(確かに多い、何百人もいる)
3.親近感が沸かない(確かに沸かない。中国の大昔の話だし)
4.時代劇に興味が無い(そもそも歴史に興味がない。大いに分かります)

しかし中国の物語でも誰もが知っている物語があります。
西遊記です。インドにお経を取りに行くアレ、老若男女知ってますよね。
三国志もね、マチャアキとか岸辺シローとか浜崎伝助とかが出演してゴールデンタイムでドラマ化がされていれば、今頃は日本でも西遊記並の浸透度があったはずですよ。
そういった世間一般常識的な認知があれば上記のようなケチのつき方も無かったかも知れません。
でも三国志はスケールがでかすぎて、バブル時代のイカれた日本の経済力を持ってしても、完全実写化にはいたりませんでしたね。
(決して誰も三国志に興味が無かったからではありません。当時の人々は三国志の実写ドラマが無かったので仕方なく、石橋の妻が青島にSEXしよう宣言をする様や金八が鼻水たらしながら101回も告白する様を観てお茶を濁していたのです。嘘です。)


ちょっと脱線してしまいました。改めて本題です。
三国志を通って来なかった方々に送ります。
そもそも三国志とは何であるのか?

平たく言えばこうです!
三国志とは!!!



「1800年前に中国で実際にあった戦乱の時代をベースにしたフィクションであり、実際の人物・団体とは一切関係ありません」



・・・つまり、大岡越前、水戸黄門とか暴れん坊将軍、るろうに剣心とかと一緒です!

「えっ?三国志ってフィクションなの?」
っていう声が聞こえてきそうですね。そうです。フィクションです。

どのようにフィクションかというと
・物語を面白くするために、歴史上の人物を善と悪にはっきり分けている。
・物語を面白くするために、そんなに活躍していない歴史上の人物を大活躍させたりする。逆もある。
・物語を面白くするために、架空の人物を登場させたりする。周倉とか。
・物語を面白くするために、一騎打ちをいっぱいやったりする。
・物語を面白くするために、装飾された武器や火薬などのオーパーツが普通に登場する。

などなどでございます。

ただし、フィクションとはいえ大まかな時代の流れについては、歴史書の内容のとおりです。
(そのせいか、三国演義のすべてを実際にあったことだと思っている人が今でも多いです。)


ただのフィクションだと思ってしまえば、その歴史巨編大河ロマンという響きから来る重厚な圧迫感もあまり感じず、何の気負いも無く「三国志」を読んでみようという気になるのではないでしょうか?




マイナスイメージの払拭
では次に、最初に挙げたマイナスイメージの払拭をしていきましょう

1.話が長い
たとえば、横山光輝先生の漫画「三国志」は全60巻ですが、昨今の漫画と比べれば、それほどの長さではありません。
三国志はストーリー漫画に分類されますが、同じストーリー漫画である大人気作「ジョジョ」の方がはるかに長いし、「ワンピース」にその巻数を抜かされるのは時間の問題です。
しかも三国志にも「弓が異常に巧い」「超速い馬に乗っている」「ジジイだけど強い」「頭が良すぎる」「馬鹿だったけど努力して賢くなった」「髭がやけに長い」などの特殊能力(?)を持った個性的な人物が登場しまくる!
なんかジャンプっぽくね?
もう三国志読み漁るしかなくね?

2.人物が多い
確かに登場人物は多いですが、ぶっちゃけ憶えなくてはいけない人数はせいぜい30人くらいです。
エヴァの登場人物と使途の名前を全員憶える程度の労力だー(棒読み)

3.親近感が沸かない
中国の昔話なので、多少親近感が沸きづらいけど、あのジャンプ漫画「封神演義」なんて三国志よりも昔の中国の話だし、主人公なんて72歳じゃねぇか!藤崎先生すげぇ!

4.時代劇に興味が無い
こればかりはしょうがない、つける薬がない。確かに俺もバードウォッチングとか興味ない。



・・・どうでしょうか?三国志なんて怖くないでしょう!

これだけ三国志のハードルの低さを説明しても「長い」「めんどくさい」という理由で拒むワガママ無双な方にはコレ!
片山まさゆき先生の「SWEET三国志」(メディアファクトリー)
なんと文庫で全3巻!どうだ!この短さで三国志のほとんどの話をカバーしてる名作だ!
えっ?3巻が長いって?
わかった!もういい!15秒で語ってやる!

以下、15秒でわかる三国志!ネタバレを多分に含むので閲覧注意だ!








「むかしむかしの中国大陸で、劉備(りゅうび)という人が乱れた世の中を平和にするために仲間達と立ち上がりますが、途中から天下統一に目標がシフトした挙句、諸葛亮(しょかつりょう)という人に夢を託して死にました。
諸葛亮も頑張っていい線いきますが、結局死にました。」








以上!めでたしめでたし!
苦情が出ないことを関帝聖君に祈りつつ次回「漢を取り戻せ!」につづく。




関連サイト
横山光輝オフィシャルサイト
houshin-engi.com






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