司馬仲達FxxK OFF!
第3回「三国志コミュニケーション」
こんにちは。三国志とテクノの融合を試みる唯一の男、おもしろ三国志です。
普段は音楽で三国志(とテクノ)の魅力を語る男ですが、ここでは好き放題書いていいとの事でしたので、色々やらかしてしまいたいと思います。

第3回のテーマは三国志を語る上では避けて通れない超重要問題である、演義と正史の違いについて語ろうと思っていました。
ですが、くそ真面目に演義と正史の違いについて語っても面白くも何ともない気がしたので、テーマを「三国志コミュニケーション」と変えてお送りいたします。

第1回でも書いたとおり、正史は「歴史書」、演義は「歴史モチーフの物語」
内容にはところどころ差異があるのです。その差異は三国志の話題で他者とコミュニケーションを取る上で大きな障害となるのです!




苦難の三国志コミュニケーション
アナタが三国志の話題で他者と盛り上がりたい場合、何に配慮をしなければならないのでしょうか?
お互いが何の配慮もせずに三国志の話をしてしまうと、以下のようになる可能性があります。


A「魯粛って本当にすごいよね」

B「うん、ある意味ね」

A「(ある意味?まあいいか)何しろ太っ腹だよね」

B「(太っ腹?)ああ、そういう言い方もあるよね」

A「自分の倉庫まるごと1個周瑜にあげちゃうとか、太っ腹すぎる」

B「(倉庫?なんだろう?)結局荊州北部を関羽にあげちゃう結果になったし。太っ腹w」

A「え?荊州(南部)は魯粛の外交力で取り戻したんじゃん」

B「いやいや、外交下手の魯粛にそんなことできないじゃん。劉備が孫権の顔を立てただけでしょ?」


上記の場合、議論として成り立っているように見えて、実はAは正史の魯粛、Bは演義の魯粛を語っているのです。
そしてAは正史、Bは演義しか知りません。
上記は極端な例えですけど、大なり小なりこのような事が起こる場合があります。


そのため、「正史では〜」「演義の場合〜」などを頭に付ける必要があるのです。面倒い!
さらに最近ではオリジナル要素が売りの作品も多いため、結局「吉川版では〜」「横山版では〜」「アニメ版横山では〜」「人形劇では〜」「北方版では〜」「柴錬では〜」「石ノ森では〜」「宮城谷では〜」「蒼天では〜」「天地では〜」「龍狼伝では〜」「ジョン・ウー版では〜」とか言わなければなりません。
超面倒い!けど、仕方ない!




日本全国!三国志病患者カルテ
さて、面白い三国志作品が溢れ返る昨今ですが、それ故にますます「三国志を語る」上でのコミュニケーションが複雑化しています。
そして私はコミュニケーションの複雑化をさらに悪化させる病・・「三国志病」を発見しました!
偏った知識、または知りすぎて発症してしまう「三国志病」にかかった人々を私は数多く見てきました。
医者になった気分&上から目線で私の厳選した「三国志病患者カルテ」を公開!
ジョークだよ!ホントにジョークなんだからねっ!怒らないでね!




■日本の演義のみ症(吉川英治など)

【病状】
非ヲタ。少年時代に読了以降どの三国志にも触れていない。

【診断】
我が国に脈々とある風土病です。
患者の知らない間に三国志は不思議な進化を遂げているので、あまりショックを与えないように病状を説明。

【処方箋】
1日3食良く食べて、好きな人物をウィキペディアで調べるクセをつけましょう!(ただし万能ではないので注意)




■日本の演義漫画のみ小児喘息(横山光輝など)

【病状】
クラスに1人いるかいないか。

【診断】
これも我が国に脈々とある風土病です。
患者は髪型や服装で人物を見分ける能力に長けるので、治ればある意味プラスの病状。

【処方箋】
好きな人物をウィキペディアで(以下略)




■正史派麻疹

【病状】
きっかけはゲーム。
好きになった人物が演義では不遇であることを知り、演義が嫌い。

【診断】
実は正史も読み込んでいない事が診断の結果発覚。

【処方箋】
物語に慣れる事が肝要。
蒼天航路36錠、北方謙三13錠。




■演義(毛本)のみを読んだウイルス

【病状】
昨年までの三国志ブームに乗って、偶然手に取ったのが演義の原典に近い「毛本」という奇病。(こんな人居るのかな・・)

【診断】
劉備の母の話題に全く追ていけない等。

【処方箋】
逆にレアがられてある意味無敵。
つける薬なし。




■ゲーム知識のみ脳炎

【病状】
三国志の人物はただのアイコンらしい。
口癖は「◯◯使えねー」

【診断】
「2.5コスは重い」とか言っている患者や「山田ー!」とか叫んでいる患者など、様々。

【処方箋】
実はウィキペディア療法でなんとかなったりします。




■正史も演義も合併症

【病状】
ディープな三国志中毒者で、精神疾患を併発している。

【診断】
他の患者(特に演義のみ症やゲーム知識のみ脳炎患者)を小馬鹿にしている様子。
また、三国志を取り扱うメディアへの攻撃が激しい。

【処方箋】
インターネットを取り上げる荒治療が必要な場合があります。




■想像力逞しい腫瘍

【病状】
患者独自のif設定がある。
いやに地味な文官に詳しかったりする

【診断】
2人の武将を語る際に「そのカップリングだとうんたら」とか謎の発言をしていた。

【処方箋】
外科手術が必要な気がするけど、内科医なので分かりませんでした。




■なんにも知らない症候群

【病状】
病気である自覚がない。

【診断】
「三国志?歴史?興味ねぇww」と。当医師に喧嘩を売っています。

【処方箋】
無害なので放置。と、いきたいところですが、無理やり横山光輝60錠を投与。




以上、新しい病気を発見したら、自分のブログにでもまとめたいと思います。
皆様も新種のウイルス等を発見したら、報告してね!




※本音かつ締め
三国志なんてハッキリ言って楽しんだもの勝ちなので、知識の量なんて実はどうでもいいです。
三国志を語る時にはお互いを尊重し、共通の三国志言語を見つけるのが一番です!
台湾で「敵将李典、討ち取ったりー」が通じた時は、感動しましたよ。




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