終点コラム
第7回「渋谷」
大都会東京・若者の街、渋谷
今回のコラムは、いつもとは少し趣向を変えて、ひとつの駅にこだわって書きたいと思います。
第一回のコラムで書いたように、僕の中でマイフェイバリット終点は長崎駅ですが、実はその次に好きな終点スポットが大都会東京・若者の街、渋谷なのです。

何故、渋谷駅が好きなのか…!
それは、都会の中心であるにも関わらず、縦横からビルに突っ込むように終点が乱立している様が近未来都市を彷彿とさせてゾクゾクするからに他ありません。
渋谷といえば、日本のみならず世界中から注目を集めるスクランブル交差点がありますが、そんなものに負けず劣らずな建造物が、この渋谷に乱立する終点群と言っていいでしょう。
渋谷で終点となる路線(相互接続除く)は現在のところ、4つあります。
東急東横線、地下鉄副都心線、地下鉄銀座線、井の頭線です。
しかしながら、ご存じの方もいるかも知れませんがこのうち二つの終点が2012年度に廃止されてしまうのです。
それは東急東横線と副都心線の終点です。
この2路線が地下で相互接続することによって、お互いの終点が廃止されてしまうのです。
・・・となれば、一刻も早く現時点の終点を撮っておかなければ!ということで撮影してきてまいりました。

前置きが長くなりましたが、今回は撮影がメインなので、写真をメインディッシュにして、コメントはお新香程度に添えておくことにします。




銀座線終点
銀座線終点




外から見た銀座線
外から見た銀座線
ビルに突っ込んで行く様子が見れます




ここで豆知識ですが、銀座線が地上終点なのに対し、並行して走っている半蔵門線は何故地下駅なのか?
とふと疑問に思ったことはありませんか?

銀座線が開通したのは昭和初期であり、この頃は地下を深く掘り進む技術が発達しておりませんでした。
渋谷は名の通り谷になっており、表参道から抜けてくる際に同じ高さを走ると自然と地上に出てしまうのです。
そのため、地下からそのまま地上に出て、今の形があるわけです。

一方半蔵門線は銀座線の混雑緩和を図るため、昭和後期(54年全線開通)に開業し、この頃になると掘削技術も発達し、渋谷のような谷においても地下に駅を作ることが可能となったのです。これにより、銀座線と田園都市線は表参道まで並行して走っていながら地上と地下の二つに分かれてしまったのです。そんな思いにふけながら銀座線が通りゆく姿を見るとおもしろいかも知れません。




東横線−副都心線接続予定の線路
東横線−副都心線接続予定の線路(副都心線渋谷駅構内)




副都心線終点
副都心線終点




副都心線終点
副都心線終点




副都心線渋谷駅を上から見た写真
副都心線渋谷駅を上から見た写真
安藤忠雄が「地宙船」をテーマに設計した建造物




JR渋谷駅
JR渋谷駅




山手線で先の無い終点があるのは東京駅と上野駅のみである。



東横線渋谷駅
東横線渋谷駅




東横線渋谷駅
東横線渋谷駅




東横線渋谷駅
東横線渋谷駅




駅のホームは意外と広い。このホームがなくなるのは勿体無い・・・。




京王井の頭線神泉駅
京王井の頭線神泉駅




京王井の頭線神泉駅
京王井の頭線神泉駅




京王井の頭線神泉駅
京王井の頭線神泉駅




ここは終点ではないけれど一度行ってみたかった駅なので撮影してきました。
大都会渋谷駅の隣にしてこのローカル度合いはハンパない!
同じ渋谷と隣駅の代官山や表参道に比べると雲泥の差、そして地上なのか地下なのか微妙な位置にある駅もまた唆られます。
この先のトンネルをまっすぐ進むと渋谷駅ですが、何故か駅は2階なんですね。こんなミステリーはありますか?地下のトンネルに入ったと思ったら何故か出口は2階だった…!エッシャーもびっくりの怪奇現象です。
そんな不思議な駅なので「神泉駅には小人が出る」と噂されるのですね。

謎を解きたかったら、道玄坂上から通じているマークシティの建物を遠って渋谷駅に抜けてみてください。体感することが一番です。




京王井の頭線渋谷駅
京王井の頭線渋谷駅




京王井の頭線渋谷駅
京王井の頭線渋谷駅




スクランブル交差点
スクランブル交差点




明日の神話
明日の神話




おまけは井の頭線をおりた連絡通路から撮影したスクランブル交差点と、その背後にある明日の神話。

以上、本日は渋谷特集でした。
手軽に終点巡りできるので是非このコラムを読まれた方は一度回ってみてはいかがでしょうか。
代官山から旧山手通りを抜けて神泉に行くルートが街並みの変貌具合が実感できて楽しいですよ。

では今日はこの辺で。




関連サイト
[mixi] 終点
東京メトロ|電車・駅のご利用案内|渋谷駅
各駅情報(東横線渋谷駅)
神泉駅|京王グループ
渋谷駅|京王グループ




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