手番ですよ。
第11回「ドイツの一大イベント『EssenSpiel』!」
行ってまいりました。
10月。ドイツの地方都市エッセン。
一年に一度、この土地で開催されるボードゲームの祭典「EssenSpiel」。
4日間にわたって開催されるこの祭典、今年の来場者数が154000人。
出展者も32ヶ国から768団体。
とにかくそのスケールに圧倒される一大イベント。
ボードゲームショップの店長であり、ボードゲームを愛する一人としては、空路はるばる十数時間かけてでも行くしかない!ということで、行ってまいりました!
そこで、今回の「手番ですよ。」では、この「EssenSpiel」のレポートをお送りしたいと思います!




MesseEssen
MesseEssen




会場となるのは、エッセン中央駅から地下鉄で10分ほどのところにある「MesseEssen」。
いくつかのホールが連なった大きな展示場がその場所。
その巨大なスペースに、メーカーやショップ、個人、団体などがブースを出展。
このイベントにあわせて発表される各社の新作を実際に遊び、また、購入することも可。
また、世界各国の小さなメーカーや、個人、グループが「私のゲームを見て欲しい!遊んで欲しい!」と出しているブースも数多くあり、それらの中から掘り出し物となるタイトルを探すのもファンとしてはたまらない楽しみだったり。ちなみに、日本からもデザイナーの方々が集まり、その名も「ヤポンブランド」としてブース出展。今年は、今までもっとも多くのタイトルを揃えるという気合の入りようで、かなりの注目を集めていた様子。こんな遠くの地で、日本発のゲームが遊ばれるというのは、感慨深いものがあります。
さて、では、実際に会場の中へと行ってみましょう。
入口前には、開催を知らせる下のような看板が立てられ、否が応でもテンションが上がります。




開催中!
開催中!




というわけで、入ってまいりました。メッセ会場の中。
右を向いても、左を向いても、ゲーム、ゲーム、ゲーム!人、人、人!




油断したらはぐれます。
油断したらはぐれます。




今年は、過去最高の来場者数だったようで、とにかく、その人の波に圧倒されます。
そして、集まった人のゲームに対する欲求たるや。
下の写真にも写っていますが、限られたスペースでは対応しきれなくなった人が床の上で遊ぶ、なんていう光景も。これが、そこかしこに見られるっていうのだから、スゴイ。
強く言っておきますが、決してテーブルが少ないわけじゃないんですよ!集まっているお客さんのゲームに対する「熱」がスゴイんです。




とにかくゲームで遊びたい!
とにかくゲームで遊びたい!




その一方で、子どもがそのままボードゲームの世界に入ってしまった、という感じのほのぼのとさせるブース展開もあったり。
こちらは、世界的な子供向け玩具、ゲームメーカー「HABA」のブース。
このブースでは、毎年、その年の一押し作品を巨大化させたものを用意して、本来、コマやギミックの部分を子たちにやってもらう、という演出をしているのですが、今年は「年間ゲーム大賞」の子供部門賞に輝いた「ドラゴンディエゴ」の巨大版を用意。
どうです?楽しそうじゃないですか。
遊んでいる子どもはもちろんのこと、見ているコチラも楽しくなります。




ドラゴンディエゴ
ドラゴンディエゴ




ほかにも、木のコマだけを扱った店や、下の写真のようなサイコロだけを扱った店なんかも。




こういうお店も一店舗だけでなくいくつも!
こういうお店も一店舗だけでなくいくつも!




ボードゲームに関することであれば、揃わないものはなにもないんじゃないか、ってぐらい。
また、会場内には、そこかしこにホットドッグやドーナツ、ワッフルなんかを売るワゴンもあり、お腹が空いた時の補給源もバッチリ。
台の上に乗ってクッションの棒で殴り合う、なんていうアトラクションも外に用意されているので、お腹が膨れた後は腹ごなしに一戦楽しむことも。

とにかく一日じゃ見切れない!
ま、木曜日から日曜日まで、4日間に渡って行われるわけで、見切れなければ次の日も来ればいいじゃない!というハナシ。
私はもちろん、4日間、通しての参加。そりゃ、行くしかないですよ。
とにかく、ゲーム好きならそこにいるだけで幸せな空間であり、イベントなのです。
ちなみに、はじめて参加した時には、自分の中でおかしなスイッチが入ってしまいました。(笑)
日本じゃありえない光景に、そりゃ、仕方ないんです。
あ、ゲーム好きでなくても、ポジティブなエネルギーに溢れているんで、問題なく楽しむことができます。
これを読んで興味を持ったならば、絶対に行くべき!来年も10月に開催されますよ!

非常に駆け足での紹介となってしまいましたが、これで少しでも興味を持ってもらえたら、私としても嬉しいところ。
ドイツに行くのはさすがに無理でも、軽い気持ちで、ボードゲームに触れてみませんか?
いつでもお相手いたしますよ!

最後に、ボーナスショット的にスーパーの一こま。
下の写真、スーパーでよく見るワゴンなわけですが、その中に、人気ボードゲーム「ドミニオン」が!
うーん、さすが、ドイツ。




日本では有り得ない光景
日本では有り得ない光景




というところで、今回はここまで!また次回お会いしましょうー。
では、チューッス!




関連サイト
Internationale Spieltage SPIEL





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