手番ですよ。
第21回「ドイツ年間ゲーム大賞のノミネート作が発表!」



日本時間の23日夕方、「ドイツ年間ゲーム大賞2011」のノミネート作がついに発表されました!

ボードゲーム、カードゲームの「本場」とも言えるドイツにおいて、30年以上の歴史を誇るこの賞は、受賞作ともなると大ヒット間違いなし、加えて、受賞作のシステムやジャンルは、その後のゲームシーンのトレンドとも言えるようになるという、とにかくビッグな賞なんです!
私をはじめとしたボードゲームにどっぷり漬かっているゲームファンの間では、毎年のこの時期というのは、「大賞受賞作は何なのか?」ということが話題にのぼることも多いのですが、加えて今年は、上級者やフリーク向けのタイトルに贈られるという「エキスパートゲーム大賞」という部門が新設され、いつも以上に注目度が高かったように思います。

そこで!
今回の「手番ですよ。」では、発表になったばかりのノミネート作品を紹介させていただいて、みなさんにも、ちょっとでも熱を感じていただければ、と思います。




「ドイツ年間ゲーム大賞」ノミネート作品
今年の「年間ゲーム大賞」の最終ノミネートとなった作品は、「アサラ」「禁断の島」「クワークル」の三タイトル。




アサラ
アサラ


「アサラ」は、過去に何度も受賞歴のあるデザイナー、クラマーとキースリングの黄金コンビによるタイトル。
カードを使ってさまざまなアクションを実行することで塔を建設し得点を獲得していきます。
ほどほどの難易度で遊びやすいタイトルですが、アクションを実行していく中で重要となるカードの色や、塔を建てる上での制約となる塔の色、資金のマネージメントなど、ゲームらしい悩みどころは十分に用意され、「これぞ、ゲーム!」と存分に楽しめるはず。
個人的に、この「アサラ」が大本命。クラマー強し!となるのかどうか。








禁断の島
禁断の島


次の「禁断の島」は、昨今、人気のジャンルとしてすっかり定着した感のある協力ゲームの一作。
遊んでいるプレイヤー全員でひとつの目標を達成することを目指す協力ゲームの受賞が今までなかったため、「そろそろ受賞させてもいいんじゃない?」的な空気が生まれれば、可能性大。ま、オカルト予想ですが。(笑)








クワークル
クワークル


次なる作品は、「クワークル」
アメリカ発のタイル置きゲームが三作目にノミネート。
うまく場に出すことができれば得点というシンプルなルールで、具体的なテーマもないこの作品がノミネートというのは、非常に驚きました。
「ドイツゲーム」と呼ばれるボードゲームは、背景設定、具体的なテーマも魅力の一つとして挙げられることが多いだけに、それでもあっても、このタイトルがノミネートされ、そして、受賞はあるのか、非常に興味深いところ。




そして次は「エキスパートゲーム大賞」ノミネート作品
そして、今年、新設された「エキスパートゲーム大賞」のノミネート作品は、この三タイトル。
「世界の七不思議」「ランカスター」「ストラスブール」




世界の七不思議
世界の七不思議


まず、これは一番最初に触れておかねばならない「世界の七不思議」
昨年の10月に開催されたドイツのゲームショウ「エッセンシュピール2010」の会場内人気投票において、1位に輝いたこの作品、日本でも年末に発売した時には、あっという間に売り切れ。
そして、いまだに大人気という、本命中の本命とも言えるタイトルなわけです。
比較的手軽に、短時間で遊べる文明発展系のゲームというのは、それだけで魅力的でもあるので、このタイトルの受賞は固い、かも?








ストラスブール
ストラスブール


続いては、「ストラスブール」
若手のゲームデザイナーたちの中でも、そのリリース数とゲーム好きを唸らせるゲーム内容で、抜群の注目度を誇っているステファン・フェルトによるタイトル。
おそかれはやかれフェルトは、エキスパートゲーム大賞、もしくはドイツ年間ゲーム大賞を受賞することになるとは思うのですが、そのタイミングか今年なのかどうか・・・。
「世界の七不思議」が受賞して「相手が悪かった」となって、来年フェルトが受賞、なんてストーリーはありかなあ、なんて思ったりもしています。って、これもオカルトですね。(笑)








ランカスター
ランカスター


続いては、「ランカスター」
つい最近、ドイツでも流通が始まったばかりの、新作中の新作。
・・・なので、実は私自身もよく内容をわかっていません。デザイナー自身もまだ発表作品が少なく、デザイナーからも判断できないですし。
ただ、昨年の夏にリリースされ話題となった「グレンモア」のデザイナーということを考えると、ひょっとするとひょっとするかも?
「次代を担うデザイナー登場!」みたいな派手な話題は、個人的にも好きです。(笑)




ざっとひと通りみて
というわけで、非常に駆け足でざっと見てきました「ドイツ年間ゲーム大賞2011」ノミネート作品。
はたして、大賞となるタイトルは!?
結果が発表される6月27日を楽しみに待ちたいところです。

あ、実は、もう一部門、子供向けゲームを対象とした「キッズゲーム大賞」というのがあるのですが、ちょっと情報不足のため、割愛させていただきました。
すいません・・・。
というわけで、今回はここまで!チューッス!




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