手番ですよ。
第22回「この夏一番の話題作『レジスタンス』でアツくなれ!



一ヵ月半のご無沙汰です。お待たせいたしました!
気付けば季節も一気に夏。暑さも俄然増してまいりました。
そんな今回、ご紹介するのは、ついに発売となった「レジスタンス日本語版」
この夏一番の話題作ともいえるこの作品、アツい夏をよりアツくする大大大傑作!
今回の「手番ですよ。」では、この「レジスタンス日本語版」をドドンと紹介したいと思います。




大傑作「レジスタンス」とは
退廃的なビジュアルが魅力的なパッケージ
退廃的なビジュアルが魅力的なパッケージ




この「レジスタンス」、本当は「とにかく遊んでみてほしい」というのが率直なところなのですが、そうも言っていられないので、まずはざっと。
根っことなるシステムとしてはいわゆる「人狼系」と呼ばれるタイプ。
秘密裏にわけられた陣営同士で、それぞれの勝利条件を満たすことが目標となるのです。

ゲームの舞台となるのは、圧政を行う政府に対する地下抵抗組織−レジスタンスのアジト。
ここでレジスタンスのリーダーは、ミッションに赴くチームを編成し、選ばれたチームが実際にミッションの遂行する・・・と繰り返していくことになります。
チーム編成は、すべてのプレイヤーで誰が相応しいのかを実際に討論し、リーダーがそれをもとに選出していきます。
そして、選出され編成されたチームに対して投票が行われ、過半数が承認すれば、いよいよミッション。
とはいえ、このゲームにおいて、ミッションを達成するのは非常に簡単。
ミッション遂行のために編成されたチームの全員がカードを一枚ずつ出し、すべてのカードが「成功」であれば、ミッション成功。
そして、全部で5つのミッションのうち、3つを成功させればレジスタンスに属するプレイヤーの勝利となります。
で、もちろん、それではゲームにならず、ちっとも面白くありません。(笑)
ここで登場するのが、もう一方の陣営「政府側のスパイ」!
このアジトには、政府側のスパイが紛れ込んでおり、ミッションを失敗させようと企んでいるという寸法。
ミッション遂行のために出されたカードに一枚でも「失敗」が混じっていた場合には、ミッションは失敗となり、もし、5つのミッションのうち3つが失敗となった場合は、スパイ側の勝利となるのです。
さきほどは、詳細を省いたのですが、ここで詳しく書くと、ミッション遂行のために出されるカードは、裏向きで出され、かつ、シャッフルされた後に公開されるため、誰が「成功」を出し、誰が「失敗」を出したのかはわからないのです。
このチームのメンバーなら成功間違い無し!という時に「失敗」のカードが混じっていようものなら、もう疑心暗鬼。ワナワナと震えが来ます。
さらに、スパイ側は「成功」のカードを出してもいいため、たとえ、成功だったとしても、その時のメンバーを信じきってもいいのか、悪いのか・・・。
さらに、さらに、メンバーを決めるための投票が5回流れてしまった場合にもレジスタンス側の負けとなってしまうため、いたずらに否認を続けて探りをいれることも出来ません。
さらに、さらに、さらに、リーダーは持ち回りで代わっていくため、リーダーのメンバー選び自体が怪しいことも・・・。
ああ、もう!何を信じればいいの!?(笑)
この辺の仕組み、バランスが絶妙過ぎるほど絶妙。




コンポーネントもちょっとしたボードとカードだけとシンプル!
コンポーネントもちょっとしたボードとカードだけとシンプル!




メンバーを選び、信任投票を行い、ミッションに赴く・・・たったこれだけの極めてシンプルな流れの中に、腹のさぐり合いポイント、頭脳戦の興奮、推理をするためのヒントがぎゅっと凝縮されているのです。
リーダーは誰をメンバーに選んだのか。そして、誰がそのメンバー構成に賛成、もしくは反対したのか。
そして、実際にそのミッションは成功だったのか。
失敗したのだとしたら、誰がスパイだったのか。
そういったポイント、ひとつひとつがとにかく重要なのです。
だからこそ、面白さは抜群で、見事勝利を手にした時の興奮度も格別。もちろん、負けた場合の悔しさも格別。
そんなゲームなのです。




特殊カードを入れての遊ぶことも可能!
特殊カードを入れての遊ぶことも可能!




「人狼系」と呼ばれるスタイルのゲームは、過去にいくつも発表されており、もともとかなり完成度の高いものだったのですが、「途中で脱落者が出てしまう」、「ゲームに直接参加しない進行役が必要」、「プレイ時間が極めて長くなることがある」など、欠点がいくつか見られたのも事実。
「レジスタンス」は、そういった欠点も解消されていて、「途中で脱落者が出ない」、「プレイ人数は5人からで進行役も不要」、「1ゲームが30分から45分くらいで終わる」と、とにかく抜群の完成度。
特殊なアクションを持つ「役職」も用意されていないことで、人狼初心者にも優しい作り。

と、べた褒めしまくりな私ですが、それだけこの「レジスタンス」がいいゲームということなのです。
「日本語版」ということで、遊びやすさがアップしているだけでなく、1890円というお手頃な価格も日本語版としてリリースされたからこそ。
パッケージも小さく、コンポーネントも必要最小限。これからの時期、旅行やキャンプなんかのお供にもオススメ!
これは、もう、ぜひ遊んでみてください!ホント、この夏遊ばなくて、いつ遊ぶの!?(笑)

というわけで、今回は「レジスタンス日本語版」を紹介させていただきました!
今回はここまで!では、チューッス!




関連サイト
五十音別 > ら行・わ > レジスタンス(日本語版)(TendaysGames)





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