怪談エスカレーター
第4回「悪ふざけ」




こんにち波!キドゲンキです。

夏も終わりに近づき少し寂しくなる今日この頃。

お盆休みも終わり会社に向かう方も多いと思います。

今回は3、4年程前に私が実際に体験した不可思議な話を紹介します。








電話中に起こった不可解な出来事




夏も終わりかけのある日のこと、ある友達(仮にMさんとします。)とライブをやる事になり、夜10時頃にMさんの携帯電話に電話したんです。
















キド「もしもし、おつかれさまです、キドです。」
















という感じでいつも通りMさんと話し始めました。
















5分程話してると突然、
































「スーッ..ッスーッ...スゥーッ..」
































二人の会話に混じって何かノイズが入ってくる。
















酸素ボンベを付けて海に潜ってるダイバーの息継ぎの音みたいな感じで聴こえてくる。
















キド「あれ!?何だろう?」
















なんて思ってたら、
































Mさん「あ、ちょっとヤバそうなんで切りますね。(プッ)」
































5分後にMさんから着信が入る。
































Mさん「キドさん、僕と電話する前、何かしましたか?」
































キド「!?、なんでですか?」
































Mさん「いや、霊的なものを感じたので。さっき通話中に女の人の息を吸う音が聴こえてきたんですよ。」
































その時血の気がサァーッと引きましたよ。
















実はMさんに電話する2分くらい前に違う友達に心霊写真の画像を携帯メールで送信してたんです。
















キド「実はさっき...」
















友達に面白半分に心霊写真をメールした事を話すとMさんがこんな事を話しだした。
































以前、とあるサイトの「この画像を見ることによって何か霊障(霊の強い念により起こる障害)が起こっても当サイトは責任を負いません。」と書いてある心霊写真を友人4人で茶化しながら見ていたそうだ。
































で、その後にその4人でドライブに出かけたら反対車線からオートバイが飛び込んで来て相手のライダーが亡くなってしまったんだって。
































心霊写真の中には強い念が籠ってるタチの悪いモノがあるので面白半分に見たり保存したりしない方がいい。
































でも私は普段から怪談話のネタを仕入れるために一晩中動画サイトで怪談を見たり、心霊写真を見たりしている。
















普段はこんな事ないんだけどなー、なんて話していたらMさんがこう言ったんです。
































「今日はお盆ですよ。」
































お盆といえば祖先の霊が帰って来る日。お盆のような特別な日はあの世とこの世を繋ぐゲートのようなものが開くので普段はなにも起こらないような事でもこの日に限っては何かを引き寄せてしまったのかも知れません。
































※ここまでの話を読んで「ただ電話が混線しただけじゃね!?」と思った人。
















私も気になって後日色々調べたんですが10年前のまだ携帯電話が普及する前だったり、電話線を使う家庭用電話ならともかく現在の中継アンテナの能力は大したもので複数の人の周波数をものすごい速さで切り替えながら中継しているので基本的に携帯電話は混線しないらしいんです。
















いやいや不思議な出来事があるものです。
































夏期限定で連載させていただきました「キドゲンキの怪談エスカレーター」、今回でひと段落という事で連載を終わらせていただきます。

不可思議なゲートの中をもっと覗きたい、という人がいればまた戻って来るかも知れません。

ありがとうございました。その時までごきげんよう....








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