高円寺駅の北口を左に進み信号を渡ると、右手に上島珈琲店、左手にみずほ銀行のATMがある通りがある。
少し進んだところに数件のピンサロが立ち並ぶ高円寺北中通商店街、通称「ピンサロ通り」だ。

この通りは高円寺の有名店「抱瓶」や今や違う意味で有名になってしまった「バーボンハウス」があり、近くにはスーパーもあるし、通りのドン詰りには郵便局もある、近隣住人らが通る、小さな商店街。
そんな住宅地と隣接するごく普通の商店街なのに何故だか10数件ものピンサロが立ち並ぶ。

ピンサロの開店は概ね、お昼前からなのだが陽のある時間帯はあまり気にならないし、注意して見渡さない限り、気づかない人もいるかも知れない。
しかし夕方頃になると華美な電飾と呼び込みの店員が立ち並び、突然淫靡で卑猥な雰囲気に豹変する。
とは言っても生活者が普通にいるので老若男女が何の気無しにピンサロの横を通る。
幼児を抱えたお母さんも、学校帰りの学生も、仲睦まじい老夫婦だって通るのだ。
ただ誰も気にしていない風だし、実際そこを通っても気にならないので不思議だ。




高円寺の商店街といえばパル商店街やルック商店街、純情商店街などが有名だがピンサロ通りは小規模かつ無名なので知らない人も多いかも知れない。
「抱瓶」や「バーボンハウス」があるものの、それ以外のお店は総じてこぢんまりしており、あまり話題に上がるような事もない。
ただ、少し高円寺で遊び出し、終電後にどこ行こうか何て話しながら探索すればきっと良いお店が見つけられます。




この通りのお店は細々している所が多く、私オンリーの話ですが酔っている事が多いので気に入ったお店があっても再び訪れることができなかったりするので少し困ります。
まぁ、見つけられないんだったらピンサロにでも行けば良いんだけどね。

・高円寺北中通り商店街