司馬仲達FxxK OFF!
第5回「私と三国志ゲーム」
こんにちは。三国志とテクノの融合を試みる唯一の男、おもしろ三国志です。
普段は音楽で三国志(とテクノ)の魅力を語る男ですが、ここでは好き放題書いていいとの事でしたので、色々やらかしてしまいたいと思います。

第5回のテーマは三国志ゲーム。
そして今回は私、おもしろ三国志の人生を変えた、私が本気でハマったメジャーなゲームについて私的に紹介させていただきます。
トンデモ三国志ゲームを期待している読者の方々には申し訳ありません。(そのうちトンデモもやるかもです)

普通の少年だった(今でも普通のおっさんですが)おもしろ三国志が普通にゲームの思い出を語るリアリティ溢れる普通の企画!




光栄「三國志」(FC版)
時代を感じます。
時代を感じます。




スーパーマリオやドラクエと同時期に既に出ていたPC版の移植作品で、FC版は1988年10月発売。
当時小学5年生の私のファースト三国志インパクトです。
すべての三国志ゲーの元祖であり、片山まさゆき先生が「SWEET三国志」を描くきっかけにもなった超有名作品です。

当時新潟市に住んでいた私は、友達の白石くんが買ったとのことで、友人5人と白石家に集合。
(当時、我々にとってゲームとは、友達みんなで集まって、わいわいやるものでした。)

三国志を全く知らなかった私は袁術(※)を選んでプレイ。
そして、なんだか良く分からないまま、滅亡。

あまりの悔しさに、三国志ゲームで勝つために、父の横山光輝三国志60巻を買ってもらいました。


・・私の三国志人生が始まりました。


その後、白石くんのご好意でソフトを貸してもらい、かの有名な「むすめともどもみなごろし」を実行したり、「ああ、いなごだ」に恐怖し、諸葛亮に「ほかにすることはないのですか」とたしなめられたりしたのでした。




諸葛亮 いわく、ほかに することは ないのですか。
諸葛亮 いわく、ほかに することは ないのですか。




その後、このシリーズは発展と試行錯誤を繰り返し、現在11まで出ています。
12が出るのはいつか分かりませんが、私はいつまでも待っていますよコーエーさん。




※袁術・・・勝手に皇帝を名乗った挙句、自滅する情けない人物。




光栄「真・三國無双」(PS2)
記念すべき初代無双
記念すべき初代無双




2000年8月3日発売。
蒼天航路にすっかりハマっていた大学生の頃に出会った作品です。
「三國無双」といえば、PSでリリースされた諸葛亮がビームを出すカクカクポリゴン格闘ゲームですが、「前作はウソだよ」とばかりに真の1文字をつけ、まったく姿を変えて登場したのが「真・三國無双」です。

プレイヤーは一騎当千の武将となり、文字通り敵兵数千を一人でなぎ倒す、三国志が持っている爽快感を突き詰めた大傑作アクションゲームです。


当時私はアンダーワールドのDVD「everything everything」を再生するためにPS2を買いました。
PS2で欲しいゲームといえば、アーマードコアの新作や、出るであろうメタルギアソリッドの続編くらいでしょうか。
そんな中、異様に評判の良かった「真・三國無双」。カクカクポリゴン格闘ゲームが脳裏をよぎりましたが、なんとなく手を出してみました。三国志すきだし。

ゲーム内容は説明不要な気がするので、当時の私の感想を。
このゲームをプレイした私は・・
「俺は1800年前にタイムスリップをして、今、黄巾の乱を体験している・・!!!」
「ここまでゲームで興奮したのは、スーパーマリオ以来だ!!!」
などと驚嘆し、あっという間にすべてのキャラのステータスをMAXにするまでやり倒してしまいました。

今でこそ、いい意味でも悪い意味でもマンネリを感じる無双シリーズですが、この時の衝撃と感動は忘れられません。
真・三國無双6が発表されることをこれまた楽しみに待っていますコーエーとオメガフォースさん。
細かいことはいいから一騎当千の楽しさをさらに追求した、パッドを叩いているだけで楽しい作品になることを願います。




セガ「三国志大戦」(アーケード)
筐体!
筐体!




2005年3月15日稼働開始。
自由に使えるお金がそこそこ手に入った頃にリリースされました。

「そういえば三国志大戦っていうのがゲーセンにあるらしい」ということを友人に言い、飯田橋のゲーセンに行ってみたのでした。

三国志大戦は、武将のカード(現物)を集め、自分の軍団をつくり、ネットワークでつながった日本全国のゲーセンの猛者と対戦をするゲームです。
武将カードは複数の有名漫画家やイラストレーターが描く事で統一性を排除。(まるで様々な三国志作品に溢れかえった今の時代を反映したかのように。)
いろんな劉備や曹操、諸葛亮が登場します。

これとか




丞相 島耕作
丞相 島耕作




ゲームデザインは、ゲームファンと三国志ファンのツボをしっかりリサーチのでしょう。


飯田橋で初めてプレイした私は、脳天を撃ちぬかれました。
その後、焼肉を食いに行ったのですが、興奮冷めやらず、焼肉をそそくさと切り上げ、また、飯田橋のゲーセンに戻ったのでした。
肉の味は、覚えていません。

狂いました。
それからというもの、朝から晩まで三国志大戦のことしか考えていませんでした。
あっという間に1000プレイ、2000プレイとやっており、気づいたら1年2年と経っておりました。



しかし、このゲームには欠点があります。
アーケードなので、お金がかかることです。
1プレイ(約8分程度)で300円。勝負に勝てば次のプレイは200円、さらに勝てば100円ですが、自分の腕だと平均大体1プレイ250円。
2000プレイで50万円です。

仕事が終わったら、ゲーセンに直行し、2000円を即座に両替。
1時間ちょっとでこの2000円を使い切り、また1000円両替・・
というようなことを毎日のように・・

結局、このゲームに100万円ほど費やした時点で引退を決意。
持っていた数千枚の武将カードは千葉県美浜区の焼却所送りとし、愛着のあるものだけを押し入れに中にしまっております。


しかし私は対戦型のゲームでこれよりも面白いと思ったゲームにまだ出会っていません。
このゲームは早くオリンピック競技になればいいのに・・と、このゲームを引退している今でも本気で思っています。


ちなみにこのゲーム、DS版も出ていますが、私個人の感想としてはゲーセン版の1/20くらいの面白さだと思います。


アーケード業界全体が相当厳しいので三国志大戦の最新作が登場するかは分かりませんが・・
出たらゲーセンに戻っちゃうかも。
コンシューマーで出る日があれば狂気乱舞しちゃいますね・・5万までなら出しますよ。






さて、こんなところでしょうか?

三国志という物語は、メジャー(歴史ものでは)かつ、ファンタジックでもあり、最初から三つ巴が成立しているというゲームの題材にしやすい特性があると思います。
また三国志ゲームは、三国志の登場人物や武将をビジュアルや能力数値でイメージできるので、ゲームをプレイすることで自然に三国志人物を憶える事ができるメリットもあります。

例えば三国志大戦。
陸績がみかんを母親に持ち帰ったという、マイナーエピソードが三国志大戦プレイヤーにはすんなり浸透しています。
これはかなり驚くべきことです。




みかんを持つ陸績
みかんを持つ陸績




そんな訳で、三国志ファンもそうでもない方も三国志ゲーム、どんどんやりましょう!




ちなみに、私が色々監修協力したりしている三国志の最新オンラインゲーム「蒼天」ですが・・
オープンベータテストが、多分、もうじき始まると思います!
私ももちろんがっつりやるつもりですので、サービスが開始されたらみんなでやりましょう!
やるだけならタダですし!


私と共に、あたらしい三国志体験、してみませんか?




関連サイト
株式会社コーエー
GAMECITY
三国志大戦3公式ウェブサイト
蒼天





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